5.「18,19」tricot
5回目はyonigeつながりでtricotの「18,19」という曲。まずtricotの読み方は「トリコ」である。フランス語で編み物という意味。
まずtricotとは、Vo.Gt.の中嶋イッキュウ、Gt.のキダモティフォ、Ba.のヒロミヒロヒロ、Dr.の吉田雄介の4人のバンドで、2010年から活動している。イッキュウはジェニーハイのボーカルや、ぼっちざろっくの曲を提供している。
バンドとしては変拍子を極めたようなバンドである。ほとんどの曲が変拍子である。バンドを知ったきっかけはよく覚えていないが高校の頃狂ったように聴いていた。ライブにも何度か行っていてその中の1回がyonigeとの対バンでそれをきっかけにyonigeにハマった。
tricotの作曲方法はイッキュウが丸々作ったものもあるがGt.のキダが変拍子のギターリフを考えそれを元にセッションの中で曲を作るといった普通ではない方法が多い。そのためギターリフが曲の中心となっている。リフは開放弦を多用するものが多く独特な感じで聴けばすぐにtricotらしいと感じる。なかなか癖の強いバンドである。
今回語る「18,19」はその中でも特に癖の強い曲である。まずイントロの拍子が意味不明である。なんとか数えてみるとたぶん8分音符が9,9,10,9と並ぶのがひとかたまりになっている。ほかのブログの考察でこのリズムが9+9=18,9+10=19でタイトルが「18,19」になったというものがあった。歌が入ってからも3か6拍子のキモイ版みたいな感じで進む。そのままずっと進みラスサビ的なところで6/8拍子となる。そして最後にまた変拍子である。このようになかなか癖の強い曲だが普通にサビの歌メロは良いので、うまくポップスに落とし込んでる感がある。
この曲をライブでまあまあの頻度でやっているのがtricotの化け物たるゆえんである。見に行ったライブでも実際に演奏していてビビった。イントロのドラムがくそかっこいい。あと他の曲もだが変拍子の中Gt.とBa.がめちゃくちゃコーラスしてるのもびびった。YouTubeにも上がってるのでぜひぜひ見てほしい。
最後まで見てくれた人ありがとうございます。冬にtricotとさよならポエジーの対バンがあるので今から楽しみで仕方ないです。